2017年04月02日

4月、5月のご案内

ようやく春らしくなってまいりました。


皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。

京都商工会議所で行います4月と5月の講演会をご案内させていただきます。





平成29年度 京都商工会議所 京都検定講演会


京都時代と女性 ─明治編─


                         講師・中川祐子




明治という時代は女性たちにとっても新しい時代の幕開けでした。未知の世界を切り開き生きた京にゆかりの女性たち。その強く慈愛に満ちた生涯はいまも褪せることなく語り継がれています。京の町に残る風景にその面影をたどります。 



第一回 415日(土) 10:0012:00    終了しました!


「明治の后 昭憲皇太后(一条美子)」


近代日本の指導者として歩んだ明治天皇を生涯支えた皇后・美子姫。五摂家のひとつ、一条家の三女として生まれ、入内。一条家の人々とのめぐり合わせやそのご事績をたどります。


昭憲皇太后.JPG 昭憲皇太后 



P1480903.JPG 


皇后の賜金によって建てられた恩賜門。どこのお寺でしょう?





第二回 520日(土) 10:0012:00


「海を渡った祇園の芸妓 京とお雪と信仰と」


明治の頃、祇園にその人ありと知られた胡弓の名手・お雪。あのタイタニック号ゆかりの大富豪に見初められ、波乱万丈の生涯を送った京女の光と影。そのまばゆい信仰の姿を京の寺院や教会に追います。


本物のユキ.JPG モルガンお雪



P1480764.JPG 


お雪の菩提寺、同聚院(どうじゅいん)




※お申込みは下記の京都商工会議所ホームページからお願い致します。



        URL: http://www.kyotokentei.ne.jp



[受講料] 各回 2,500円(レジュメ代含む)

[会 場] 京都商工会議所(地下鉄烏丸線 丸太町駅南側6番出口すぐ)




皆さまお誘いあわせのうえ、お越しくださいますようお願いいたします!








posted by 清遊 at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月21日

「春酔一刻値千金」講座 ご報告

318()の京都・清遊の会は、午前の「洛中の酒」講座、午後からは上京区の丸太町橋西詰の女紅場址(にょこうばあと)から鴨川沿いを歩き、松井酒造さんの見学を行いました。



午後の集合場所ではサプライズが! 


001.JPG



なんと! 

療養中の堤講師が短時間でしたが案内に来てくださいました。


みんなびっくり、大喜び! 再会を喜びました。

順調に治療を続けられておられるとのこと。

早く講座に戻ってきていただきたいです。



丸太町橋では明治の女紅場の話、鴨川畔におりては中原中也とかつての丸太町橋西詰にあった古書店の話、三本木の遊所など町の成り立ちの話。


東三本木通の頼山陽の旧宅「山紫水明処」では「水西荘」主屋跡で文人たちの交流の場であった旅館「信楽」の話など興味深く聴きました。


002.JPG 


003-1.JPG




立命館大学発祥の地を通り、圓通寺の前では右京区の轉法輪寺との関わりに耳を傾けました。



003.JPG



荒神橋。慶応三年に架けられた橋で、以前は牛車や馬車が川を渡っていたため、牛馬用の車輪の溝をつけた車石が設けられた車道がひかれ、現在鴨川から荒神橋に上がるかつての車道にその名残が伝えられています。


P1880134.JPG


004.JPG



現在の荒神橋は大正三年に架け替えられたものですが、昭和28年の有名な荒神橋事件の悲劇や、その事件と関連して今はなき喫茶「しあんくれーる」のことなど、とどまるところを知らないほどお話は続きました。



さて、さらに歩いて川端東一条の松井酒造「鴨川蔵」を見学。


松井酒造008.JPG



享保11年(1726)創業、銘酒「神蔵 KAGURA」「富士千歳」「金瓢」の醸造元。



蔵内の見学は皆さん興味津々。


醪(もろみ)のタンクも真近で見学。いい香り……。


005.JPG


006.JPG


ご案内くださったのは蔵を率いる松井さん。最新鋭の設備を備えつつ、人の手で丁寧に行われる松井酒造独自の醸造。



なめらかなお話しぶりに誘われてか皆さんからの質問もたくさん出ました。


007.JPG


お待ちかねの試飲!


無濾過、生原酒の「神蔵」をはじめ、にごり酒など数種をいただき、おかわり続出!


008.JPG


010.JPG



まさに新酒の季節。いいですねー。


おかげさまにて「春酔一刻値千金」講座は無事終了いたしました。


ありがとうございました!


















posted by 清遊 at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月16日

3月の予定

「春酔一杯値千金」講座


「京都 洛中の酒」講座と酒蔵見学のご案内

            

室町時代、洛中では造り酒屋が繁栄をきわめていました。酒蔵が時代を経て、どのように変遷してきたのか、鍵をにぎる京都の水にスポットをあてながら探っていきます。


昨年12月の京都商工会議所での京都検定講演会での講座をもとに新規内容を加え再構成したもので、清遊の会の講座では行っていない内容です。


講座終了後、酒蔵見学を行います。洛中に残る数少ない酒造元である松井酒造を訪ね、実際の酒造りの様子や水との関係、苦労話をお聞きし、最後には豪華な試飲会もあります! 是非、ご参加ください。



2017年 318(土) 終了しました!


講座(職員会館かもがわ 二階会議室)

  

 午前1015分〜1145分頃

         講座終了後、各自適宜昼食などお取りください。


 講師 中川祐子(見学引率共)


見学(松井酒造 左京区川端東一条東入)


   午後2時〜3時頃


 集合場所 午後120分 丸太町橋西詰南側「女紅場跡」石碑前集合



 ※注意事項! 当日朝食での納豆、ヨーグルトの摂取はお控え下さい。

        また酒蔵見学前の喫煙は禁止です。


参加費 お一人2500円(酒蔵見学込) 


受付が煩瑣になりますため、できるだけ前日までのお振込みにてお願いいたします。

当日お支払いを希望されます場合はお申込みのさいお知らせください。


備考 本講座は座学と現地案内のセット講座です。すでに商工会議所の講座にご参加された方で、酒蔵見学をご希望される方は中川までご連絡ください。




 洛中洛外図 - コピー - コピー.jpg


江戸時代の造り酒屋は小規模経営!?


DSC02631.JPG

こうもり傘をさして毛皮の襟巻。このハイカラなご主人はどなた?



005.JPG


上賀茂神社境内に建つお酒に関わる大切な遺構です。さてどこでしょう?



松井酒造002.JPG


洛中で江戸時代からの歴史をもつ松井酒造。2007年から創業の地にもどり酒造りをされています。



001.JPG


酒造りの第一歩。お米をどれくらい精米するかでお酒の味わいが変わります。


004.JPG


酵母が生きてる、生きてる、ふつふつと音が聞こえるようです…



008.JPG


お楽しみの試飲会! 華やかな香り、深い味わい。さてあなたのお好みは?




お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクスで受付しております。

レジュメ・見学の都合上、1週間前までにお申込み下さいますようお願いいたします。

みなさまのお越しをお待ちしております!


    京都・清遊の会 事務局  FAX 075−406ー0561  
 
 









posted by 清遊 at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月01日

2017年 1月の予定

1月15日(日)   


京都学講座 午前9時45分〜11時45分   終了しました! 

     

文字と天皇 名前に隠された秘密U


講師 堤 勇二    



 於 キャンパスプラザ  四階 第3講義室   


 (下京区西洞院通塩小路下る ビックカメラ向かい

 JR各線「京都駅」、地下鉄烏丸線「京都駅」下車)


                                   (ご参加費 2千円)




15日は大雪の天候にもかかわりませず、大勢のみなさまにご参加いただき、ありがとうございました。


交通機関等の乱れのためご参加いただけませんでした方々にはお詫び申し上げます。





お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクスで受付しております。

レジュメの都合上、1週間前までにお申込み・お振込み下さいますようお願いいたします。

みなさまのお越しをお待ちしております!


京都・清遊の会 事務局  FAX 075−406ー0561 


posted by 清遊 at 01:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月08日

12月の予定

1218日(日) 終了しました!  


京都学講座 午前9時45分〜11時45分 

     

文字と天皇 名前に隠された秘密T


  講師 堤 勇二    



 於 キャンパスプラザ  四階 第3講義室   


(下京区西洞院通塩小路下る ビックカメラ向かい

JR各線「京都駅」、地下鉄烏丸線「京都駅」下車)


                      (ご参加費 2千円)


お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクスで受付しております。

レジュメの都合上、1週間前までにお申込み・お振込み下さいますようお願いいたします。

みなさまのお越しをお待ちしております!


京都・清遊の会 事務局  FAX 075−406ー0561 


posted by 清遊 at 09:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月12日

11月の予定

11月6日(日)  


京都学講座 午前9時45分〜11時45分 

     

皇統と神社 明治天皇親拝神社の謎


       

  講師 堤 勇二

                                                                           

                     

        (ご参加費 2千円)


於 キャンパスプラザ  四階 第3講義室   


(下京区西洞院通塩小路下る ビックカメラ向かい

JR各線「京都駅」、地下鉄烏丸線「京都駅」下車)





お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクスで受付しております。

レジュメの都合上、1週間前までにお申込み・お振込み下さいますようお願いいたします。

みなさまのお越しをお待ちしております!


京都・清遊の会 事務局
           FAX 075−406ー0561  
 
 
posted by 清遊 at 19:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月23日

10月の予定

10月9日(日)  


京都学講座 


「天皇と京都、そして日本」午前9時45分〜11時45分



 大喪の礼と即位式 大嘗祭の秘密

 死と再生 天皇霊継承の謎に挑む!

  

講師 堤 勇二


                (ご参加費 2千円)

於 キャンパスプラザ  四階 第3講義室   


(下京区西洞院通塩小路下る ビックカメラ向かい

JR各線「京都駅」、地下鉄烏丸線「京都駅」下車)



    ◎現在開催中の京セラ美術館の展観
 「近世京都の宮廷文化 宮廷大礼文化の風景」
   をご覧になった後でご参加いただくと
     さらに理解が深まります。
DSC09202.JPG 
      東山天皇御即位図屏風 右隻

DSC09512.JPG 
      黄櫨染御袍と立纓  五衣唐衣裳姿


   渾身の解説です。是非ご参加下さい!



お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクスで受付しております。

レジュメの都合上、1週間前までにお申込み・お振込み下さいますようお願いいたします。

みなさまのお越しをお待ちしております!


         京都・清遊の会 事務局
            FAX 075−406ー0561  




posted by 清遊 at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月18日

清遊ブログ  丹後の海へ

猛暑きびしい夏でしたが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。


また度重なる台風の被害に心よりお見舞いを申し上げます。



先日、丹後半島をめぐりました。


さきごろ開通した京都縦貫自動車道で市内から1時間余り、与謝(よさ)天橋立ICに着きます。


000.JPG 


001.JPG



丹後王国の歴史を秘め、また浦島太郎、鬼退治、羽衣天女といった伝説の舞台である丹後。


その丹後への思いがつのり、ようやくやってきました。


今回は天橋立、籠(この)神社のある宮津を通り越し、まずは舟屋(ふなや)で知られる伊根町へ。


雲がかかり、ときおり小雨が降っています。


これですね、まさに見たかった舟屋!


004伊根.JPG


伊根湾めぐりの遊覧船「かもめ号」が出航です。


P1800208.JPG


005 千鳥.JPG


それまで水面に浮いていたカモメたちもお供に加わり…


頭上を、前方を、飛び交う、飛び交う! 大騒ぎ(笑)


006−1.JPG


それでもめげず一番先頭に立ち、眺めを楽しみました。


海面にせり出して建ち並ぶ舟屋群はミニチュアの家のよう。


海と山の景色に溶け込んでいます


010−1.JPG


011.JPG

一階は船の揚場や作業場に使われ、二階は居室ですが、以前は二階屋ではなく平屋が多かったそうです。


切妻造の妻面を海に向けて建てられた典型的な「妻入り」の家屋がほとんどで、2000年現在で238戸、現在も230戸あまりの舟屋が残されています。


想像していたよりたくさんの舟屋がありました。


2005年には「漁村」で唯一、国の伝統的建造物群保存地区に指定され、2006年には「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選」、2008年には「日本で最も美しい村」にも選ばれました。


012.JPG



舟屋から海を眺めている人。舟屋の前で釣りをする子供たち。舟で漁をする人。


自然のなかに暮らしがある、素朴でつつましやかな日本の原風景。


山の中腹に見える社殿は八坂神社で、お祭りは海の祇園祭と呼ばれるのだとか。


011ー2.JPG



陸に上がって道沿いから見る舟屋の家々もまた静かな風景です。


015.JPG


016岩がき.JPG


お昼は伊根の夏の名産、岩ガキやサザエに舌鼓を打ちました(笑)



浦嶋神社へ─


誰もが知っているあの「浦島太郎」のお話の舞台。


017.JPG


浦嶋神社、別名宇良(うら)神社のあるここ本庄はかつて浦嶋太郎が住んでいたとされる場所で、宇良神社のご祭神は浦嶋太郎その人なのです。


「日本書紀」の雄略紀、雄略天皇二十二年の条─


「秋七月に。丹波国余社郡(よざのこほり)の管川(つつかは)の人瑞江浦嶋子(みずのえのうらしまのこ)、舟に乗りて釣(つり)す。遂に大亀を得たり。便(たちまち)に女に化為(な)る。是に、浦嶋子、感(たけ)りて婦(め)にす。相逐(あひしたが)ひてて海に入る。蓬莱山(とこよのくに)に到りて、仙家(ひじり)を歴(めぐ)り観る」


宇良神社所蔵の「浦嶋明神縁起」絵巻は南北朝時代とされていますが、「丹後国風土記」逸文にはこの物語の片鱗が伺えます。


「筒川の嶋子は別名を水の江の浦嶼子(しまこ)といい、姿麗しく、風流なること類なかった。ある日、彼は一人小舟に乗って海に出たが、三日三晩経っても一つの魚も得ることが出来ず、その代わり五色の亀を得た。亀は美しい女人になり、貴方と夫婦になりたい、といって自分の家に案内した。それは海中の大きな島にある実に立派な御殿で、二人が家に到ると、亀姫の父母が出迎え、二人は夫婦になった。

 ところが三年経って嶼子は故郷へ帰りたくなった。亀姫は止めたが、嶼子は聞かない。それで玉手箱を授けてどんなことがあってもこの箱を開けてはならない。といった。故郷に帰った嶼子は、人や物も全く変化して「水の江の浦嶼子の家族はどこにいるか」と聞いても、「嶼子は三百年前の人である」という。それで嶼子は寂しくなって、約束を破って玉手箱を開けたところ、嶼子の若々しい姿が風に乗って天に飛んでいった。老人となってしまった嶼子は涙にむせんだ。

 (梅原猛『京都発見4 丹後の鬼・カモの神』より)


と、このような話が伝わっています。


001.JPG 

釣った亀は美しい女人になり…


002.JPG


海中の御殿に住み、夫婦となった二人でしたが…

003.JPG 004.JPG


故郷に帰って玉手箱を開けたら…

005.JPG



中世以降、御伽草子などに書かれたように物語もさらなる変貌を遂げました。


小さいころに聞かされた話は、子供が亀をもてあそび、あるいは虐めていたのを、浦島太郎が助けて逃がし、亀はその御礼に太郎を竜宮城に連れて行ったという話でした。



浦嶋神社のお社。下は拝殿。


020−1.JPG


021.JPG


前に立つとあまりの立派さに息をのむほどです!


023.JPG 022.JPG


023−1.JPG 024割拝殿.JPG


見事な龍の彫り物。扁額には「宇良神社」とあり割拝殿になっています。


割拝殿とは、異なる系統の神様が祀られていると教わりました。


祀られる神様は浦嶋子(浦島太郎)そして、相殿には月読命(つくよみのみこと)、祓戸大神(はらえどのおおかみ)。


026向かって左.JPG 025向かって右.JPG


拝殿は権現造、本殿(下)は茅葺の神明造です。

028.JPG


古色蒼然とした社。誰もが知っているおとぎ話を生んだ舞台は、誰にも知られたくないかのようにひっそりと丹後の景色に溶け込み、なお不思議な存在感をもっていました。



さらに海岸沿いを走ります。切り立った崖に打ち寄せる波は絵巻に描かれた波のよう。


029.JPG 030.JPG


経ヶ岬を回り、西へ。


032.JPG 031.JPG


田んぼでは頭を垂れた黄金色の稲穂がゆれ、海と空が続きます。看板ひとつない道。いつのまにか青空もでてきました。


034.JPG


035.JPG



丹後松島の風景です。


日本三景の松島に似るところからの名で、幾重にも重なる島々の眺望が見晴らせます。


036.JPG


037.JPG



竹野(たかの)神社─


ここには鬼退治と七仏薬師の伝説が伝わります。


042.JPG


参道を通り抜けると立派な向唐門(むかいからもん)。「斎宮(いつきのみや)神社」とあります。


046.JPG 044.JPG


下の写真は拝殿。


048.JPG


そして奥に、荘厳された本殿と摂社の斎宮神社。

050.JPG


P1800457.JPG


049.JPG P1800461.JPG


本殿の彫り物は雄鶏と雌鶏でしょうか、めずらしいですね。


鶏は「鬨(とき)の声」も表わし、この神社の勇壮な一面も伝えています。


竹野神社本殿のご祭神は天照大神。竹野媛が老いてのちここに祀ったとされています。



摂社の斎宮神社はこれまた虹梁(こうりょう)や木鼻の精巧な彫り物。扉は栗鼠に葡萄の図柄。「武道に律する」という語呂合わせから特に好まれた図柄ですね。


P1800463.JPG


051.JPG


斎宮神社のご祭神は第9代開化天皇の皇子である日子坐王命(ひこいますのみこのみこと)、建豊波豆良和気命(たけとよはづらわけのみこと)、そして竹野媛命(たかのひめのみこと)の三神。


竹野媛は開化天皇に嫁いだ垂仁天皇の4人の娘のうちの一人。ところが美しくなかったために竹野媛だけが返され、悲しみのうちにみずから淵に落ちて亡くなりました。その地を堕国(おちくに)といい、弟国(おとくに)となまり、のちに今の「乙訓」の字があてられたということです。


そして時代は下りますが、第31代用明天皇の皇子で聖徳太子の異母弟、麻呂子(まろこ)親王も祀られています。



鬼退治には時代が異なる三つの伝説があります。


第一次の鬼退治の皇子は日子坐王。


そして第二次の鬼退治が麻呂子親王。この地に伝わる「竹野神社系縁起」によれば、大江山から英古(えいこ)、軽足(かるあし)、土車(つちぐるま)の三匹の鬼が逃げてきて、ここで麻呂子親王に追い詰められ海岸端で二匹の鬼は殺され、一匹の鬼は立岩(たていわ)というところに閉じ込められたというのです。


006.JPG


鬼たちはユーモラスに描かれていますが…


014.JPG 012 (2).JPG

015.JPG 012.JPG



下は土車が封じ込められたという「立岩」。いかにも恐ろしげに屹立しています。


052.JPG 054.JPG


鬼とはどういう者たちなのでしょうか、里を追われた山人とも、土着の民とも言われますが、そうであったなら麻呂子親王との戦いは壮絶な戦いであったでしょう。


第三の鬼は平安時代のあの有名な大江山の酒呑童子(しゅてんどうじ)です。退治したのは源頼光に率いられた四天王でした。


そしてここ間人(たいざ)には、用明天皇の后であった穴穂部間人皇后(あなほべのはしひとのひめみこ)と聖徳太子の母子像が立っています。とても大きな像です。


053.JPG


蘇我氏と物部氏の戦乱からこの地に逃れ、乱がおさまった後、還幸にあたり里人へ感謝の念を込め自らの名「間人」を贈りましたが、里人たちは皇后の御名を地名にするのは畏れ多いとして、御退座にちなみ、「間人」と書いて「たいざ」と訓み伝えたといわれています。


 

055-1.JPG

ようやく今日の最終地・夕日ヶ浦に着きました。


日が暮れるまでに、と焦りましたが、なんとか間に合いました。


広い海。静かな海。


砂浜は大きく美しく弧を描いて、打ち寄せる波がさらう繰り返し。眺めて飽きることがありません。


057.JPG


056.JPG


いまは雲で覆われています。


日没間近にふたたび海岸へ。


058.JPG



水平線に夕陽が落ちていきます。


059.JPG



心に染みるような日没。


060.JPG


061.JPG


疲れた心と体を癒してくれる自然の懐。


今も昔と変わらない風景であろう丹後の海。


その風景は数多の伝説を秘めるがゆえに、いっそう美しく感じられたのかもしれません。


























posted by 清遊 at 12:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 清遊ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月07日

9月の予定


9月18日(日)  


京都学講座 ※終了しました。


「天皇と京都、そして日本」午前9時45分〜11時45分



 宮中祭祀・三嘗祭と殯(もがり)の秘密

  明治・大正・昭和・三天皇の実例をもとに

  

講師 堤 勇二


                (ご参加費 2千円)

於 キャンパスプラザ  四階 第3講義室   


(下京区西洞院通塩小路下る ビックカメラ向かい

JR各線「京都駅」、地下鉄烏丸線「京都駅」下車)



    ◎たくさんの方にお越しいただき、
     本当にありがとうございました。



お申し込みは右上のお申込みフォーム、またはファクスで受付しております。

レジュメの都合上、1週間前までにお申込み・お振込み下さいますようお願いいたします。

みなさまのお越しをお待ちしております!


         京都・清遊の会 事務局
            FAX 075−406ー0561  
 
 



posted by 清遊 at 09:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月14日

ご報告

残暑お見舞い申し上げます。


本日814日、かねてより病気療養されておりました堤講師が「天皇と京都、そして日本」の講座で復帰されました。以前と変わらぬ力強い弁舌、充実の講義内容でお話しいただきました。


猛暑のさなかにもかかわりませず、大勢のみなさまにご参加いただき誠に有難うございました。


今後とも清遊の会の講座にお越しいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

                      京都・清遊の会事務局


復帰講座1.jpg

posted by 清遊 at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする