2013年04月09日

春の特別講座

「和菓子における贈答の文化」  



この春、京都・清遊の会では、和菓子の世界における「贈答」の文化について講座を開かせていただきます。

「贈答」は古来さまざまなかたちをもって発達してきました。


宮中へ、あるいは将軍家への献上、または下賜される場合、あるいは慶弔など人生の通過儀礼、歳暮や中元の挨拶など、「贈答」はどのようにして今日まで続いてきたのでしょうか。

こまやかな日本独自の風習ともいえる「贈答」について、

おなじみ井上由理子先生からお話をお聴きいたします。

後半は、「風呂敷」の歴史や包みかたについて、ゲストをお招きし、
井上先生とともにレクチャーしていただきます。


日本の文化は、「包む文化」「結ぶ文化」とも言われます。

私たちがふだん使っている風呂敷や包み袱紗は、なんと1200年余にも及ぶ包み方の歴史を持っています。

風呂敷の文化は日本人の奥深いところに根ざしているのです。



そして、アッとおどろく風呂敷の使い方を学びましょう。 

普段お使いの、あるいは使ってみたい風呂敷をご持参ください。
(こちらでもご用意いたします。)


お誘い合わせのうえ、お越しをお待ちしております。

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        京乃色 二條若狭屋

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             菊の贈答菓子 


日時   4月27() 午後130分より4時過ぎ頃まで  

場所   職員会館かもがわ 2階 大広間 

    (河原町通り丸太町下ル2筋目東へ突き当り 
     鴨川畔、石長松菊園向かい) 


参加費  お一人2500(お菓子代込) 
 


参加ご希望の方は下記まで
FAXあるいはメール、HPの申し込みフォームにてお申し込み下さい。
すでに清遊の会にご参加の方は、お名前とお電話、FAX番号のみご明記下さい。


京都・清遊の会 事務局 
TEL&FAX 075-465-9096 
                e-mail:info@kyo-seiyu.net

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メルパルク よみうり文化センターより 

4月から始まる堤勇二先生のカルチャーセンター講座をご案内いたします。

先生の知力と魅力あふれる充実の話をぜひお聴きください!



            

「京の神さま、仏さま」

 ご存じですか? ご祭神、ご本尊の本当のお姿

           4月21日(日)スタート!
                             

 アマテラスって男性? 女性? オオクニヌシとスサノオって親子? 八幡さんと天神さんってどう違う? 立ってる阿弥陀さまと座ってる阿弥陀さまって違うんだ! 眷属って、脇侍って何よ? などなど……

 京都には約二千もの社寺があり、そのすべてにご祭神やご本尊がおられ、境内の摂社や末社、お堂などもあわせると、途方もなくたくさんの神仏がおまつりされています。それらの神仏は、名前が違っても同じものだったり、呼び方は似ているのにまるで違ったり、ややこしいことこの上ありません。でも、何がおまつりされているのかを知ることはとても大切なことなのです。

 どの神さまも仏さまも、本当のお姿を知ると、目からウロコ、知的好奇心を揺さぶる驚きの連続間違いなしです。さあ、ご一緒に京都の神仏を巡る旅に出かけましょう!!

 

 
第一回 アマテラスオオミカミ


伊勢神宮にまつられる皇室の祖先神ですが、本当はとても数奇な運命をお持ちです。京都ではこ におまつりされていますか? 今年は式年遷宮の年です。この機会に伊勢の秘密を学びましょう。



第二回 スサノオノミコト


アマテラスの弟とされていますが、果たして本当でしょうか? 荒ぶる神と心優しい神の両面があり、「牛頭天王」の別名とともに国内に留まらない事跡をお持ちです。一体この神様は何者なのでしょう。



第三回 オオクニヌシノミコト


遠く出雲の神様ですが、実は京都ととても深い関係があり、下鴨神社ではまったく違う七つの名前でまつられています。なぜこんな多くの名前をおもちなのでしょう? 実はとんでもない秘密があるのです。

第四回 八幡さま


京都屈指の古社。石清水八幡宮のご祭神。実は日本でもっともたくさんおまつりされている神さまです。この神さま、一緒におまつりされている方々もとっても大切。日本の皇室の秘密に迫る、知的興奮の連続です!


第五回 天神さま


受験生の守護神、学問の神様、菅原道真公。京都にはこの神さまをおまつりするところがいくつあるかご存じですか? 京の天神さまを巡回すると、神になったこの方の謎が見えてきます。

第六回 お稲荷さま


京の初詣参拝者数第一位! 商売繁盛の神さまとして不動の地位を占めるお稲荷さま。ではこのご祭神のお名前いえますか? 京都に大きな影響を与えた秦氏とどんな関係? 空海とお稲荷さんって? 目からウロコとはこのことですね。

第七回 お地蔵さま


京都におまつりされているお地蔵様はまさに多士済々! 晴れやかな伝来をもつ大寺のお地蔵さまから名もなき町角のお化粧さんまで、貴賎を問わない信仰こそ、この仏さまの真骨頂です。名優ぞろいの京都の「おっぞうさん」、その魅力をご堪能ください。

第八回 お不動さま


延暦寺、東寺といった名だたる国家鎮護の寺院から町角の小堂まで、そのお顔も目が開いてたり閉じてたり、牙が食い違ってたりいなかったり、手に持つ剣も蛇がいたりいなかったり、怖いお姿もよく見ればどことなく愛嬌があったりなかったり……。仏像界きっての大こわもての秘密をご紹介。

第九回 お薬師さま


病気に悩む人、痛みに苦しむ人、後世でも来世でもなく、今、助けてほしい人の祈りにこたえてきた仏さま。その誕生には日本古代史の秘話があり、京都のお薬師さまには祈りが築いてきた歴史、多くの逸話があります。


第十回 阿弥陀さま

辛く苦しい世の中でもがく人、でもきっとあの世には極楽が待っている。輝く世界が拓けている。そんな場所に連れて行ってくれる仏さま、そんな場所から迎えに来てくれる仏さま、それが阿弥陀如来。でも姿勢や手の形、同じように見えても実は違うのです。違いに隠された信仰の形、ご教示します。


第十一回 脇侍、眷属……脇役の仏さま

本尊の両側におられる仏さま、回りを囲む神さま、一つのお堂にはたくさんの神さま、仏さまが一緒におまつりされています。脇侍とか眷属とか、難しい呼び名ですが、ご本尊と深い関係があるこれらのご神仏を知ることは、実はご本尊を知ること以上に大事なことなのです。


第十二回 大仏さま

奈良や鎌倉だけじゃないのです。京都にも大仏さまがおられるのです。昔じゃありません。今もおられるのです。それもたくさん! 知って驚き、見てびっくり! 京の大仏さま、その凄みと迫力を是非お知り下さい。


以上のラインナップは時事的状況や紹介の進行により複数回にわたるなど適宜変更する場合があります。あらかじめご了承ください。


※なお、本講座とは関係なく、最終講義終了後、午後からご希望の方と実際に京のどこかの大仏さまにお参りいたします。交通費、拝観料はご負担いただきますが、本シリーズにご参加戴いた感謝を込めてご案内させていただきます。どうぞお楽しみに!


       ●毎月第3日曜日 午前10時〜12 
    

    〈お問い合わせ〉 よみうり京都文化センター 

             電話1(プッシュホン)
0753537070

                       JR
京都駅 東隣 メルパルク京都3階 



















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2013年04月08日

桜の見どころご紹介

満開を迎えると思いきや花散らしの雨が降りましたが、ことしのお花見はいかがでしたか。

名残を惜しんで、何ヶ所かの桜をご紹介いたします。有名どころ、意外にも人のあまり来ない名所もとりまぜてごらんください。

三月の哲学の道案内には大豊(おおとよ)神社で30数年ぶりの梅と桜の競演が見られました。

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まずは、北区、洛星高校の桜。

北野天満宮、平野神社の近くにあり、馬代通りをはさんで向かい側は日本画家・木島桜谷の生家があります。

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校内を通り抜けできる散歩道です。
学校には桜が似合いますね。

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賀茂川、半木の道の桜を車窓から。

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出町柳の風景。「見渡せば柳桜をこきまぜて…」を連想できるところ。

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京都御所、近衛邸あとの糸桜。えも言われぬ美しさです。

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昔から桜の名所として名高いところ。孝明天皇が歌を詠まれています。


池畔に枝を垂らす桜、はなびらが水面にはらはら落ちて。

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さて御所の中に、ほとんど空洞になっているにもかかわらず、花を咲かせる桜があります。どこでしょう?

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左京区、北白川天神宮(てんしんぐう)に来ました。なんと人がいない! 

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狛犬は桜の傘の下にいました。

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哲学の道からさほど離れていないのに。静かな名所。


前を流れる疏水沿いはまた桜の並木道です。でもご近所の人らしい人しか通らないんです。

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天神宮から延寿の道へ。車が通る道ですが、桜並木はここもすばらしいです。

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いよいよ平安神宮。これぞ桜の名所。
紅枝垂が青空に映えます。

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中神苑、蒼龍池へ。

ありました、臥龍松。ほんとうに龍のように見えます。

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栖鳳池のまわりをぐるりと回りながら桜狩り。

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泰平閣は風格がありますね。
背景の山とマッチした景色が見事!

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尚美館を景色に取り入れ池に映る桜は最高でした。

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以上、かけ足でご紹介しましたが、いかがでしたか。

おそい桜はまだこれからですが、いよいよ新緑も映える季節になりますね。


京都の春はますますたのしみです。





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2013年04月02日

伊勢神宮講座

京都・清遊の会 特別講座

62回式年遷宮記念

「伊勢神宮の秘密!」

伊勢神宮はいつからある?

伊勢神宮を作ったのは誰?

伊勢神宮に最初にお参りした天皇は誰?

伊勢神宮は何をするところ?

伊勢神宮が国家の宗廟になったのはいつ?


ご存じですか? 伊勢神宮のいろいろ。


伊勢神宮には創建の秘密もあり、

それも大事ですが、


それよりも

知っておかないといけない、

決して忘れてはいけない、

一人でも多くの人に伝えてほしい、

そんな大事と魅力があふれています!


お話しします。神宮の秘密!

お伝えします。神宮の魅力!

お一人でも多くのご参加をお待ちしています!!

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清浄な地、清冽な気、思わず威儀を正す神域です。

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五十鈴川の御手洗場。
さて、次はどこに行くか、ご存じですか?

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石段の真ん中に大木が!
邪魔ですか? 

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朝日が昇る宇治橋。 有名ですね。
でも大事なことは別にあります。

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御稲御倉 みしねのみくら と読みます。
この社こそ、神宮の存在意味を知らせてくれます。
日本人とは何でしょう?

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この建物を視よ!
天地根源造とは何ぞや!

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神官が大切に運ぶ、これは一体なに?
この形がとても大事なのです。

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この写真にみえる神宮の秘密、おわかりですか?

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ご神宝の一つ 鶴斑毛御彫馬
つるぶちげおんえりうま と詠みます。
式年遷宮で作り変えるのは社殿だけではありません。
作られる神宝の数々とその秘話
聞いて驚いてください。
そして感動してください。


日時 4月7日(日) 午後1時〜3時半ころ

場所 職員会館かもがわ

    〒604-0901 中京区土手町夷川上末丸284 

    電話:075-256-1307 

参加費 お一人2000円

お申し込みは左上部の「お申し込みフォーム」か

もしくは、下記メールかファックスにてお願いします。





  京都・清遊の会 事務局 

  〒603-8341 京都市北区小松原北町135−30−108

   TEL&FAX 075-465-9096  

  e-mail: info@kyo-seiyu.net 

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2013年04月01日

清遊ブログ 大石忌 祇園一力にて

桜だよりはことのほか早く、京都も各地で花見の頃となりました。

皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。

お彼岸の三月二十日、祇園一力(いちりき)で行われる「大石忌」にうかがいました。

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この日は大石内蔵助(くらのすけ)の命日にあたります。

大石内蔵助はもと赤穂藩筆頭家老で、元禄15年、藩主の主君浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の無念を晴らすため、赤穂の浪士四十七士を率いて吉良上野介(きらこうずけのすけ)邸に討ち入り、家人、警護人もろとも上野介を討ち果たし本懐を遂げた世にいう元禄赤穂事件の中心人物。

これに題材を得てできたのが人形浄瑠璃や歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』(かなでほんちゅうしんぐら)。

大石忌は内蔵助を偲んで、『仮名手本忠臣蔵』の七段目「祇園一力茶屋の場」で知られるここ一力亭で行われます。

祇園で屈指のお茶屋、一力亭は四条花見小路の南東角。花見小路通りには早くから行列ができています。


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案内がありいよいよ中へ。

玄関へあがると、はなやかな衣裳に身を包んだ芸舞妓さんがお出迎え。 


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クラクラするほどきれいです! 

こんなに真近で見られるなんて、と早くも興奮。

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「万亭」(まんてい)の額。正式には万亭ですが、万の字を一と力に分けて一力亭。

やはり廊下に芸舞妓さんが。通り過ぎるだけなのが惜しいです。お客も大勢いらっしゃるのと興奮とで、ゆっくり撮れず、これにかぎらずブレている写真が多いので先にお詫びしておきます。

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二階の広間へ案内されました。

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ここでは「討ち入りそば」が振舞われています。熱々のお蕎麦。

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芸妓さんがきりりとした前掛け姿でお運びしてくださり、また見とれてしまい…。


次は階下に降りてお茶席へ。ここも舞妓さん方が接待、またまた目が眩むよう。どの角度から見ても美しいです。

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お菓子は「巴饅」とあります。

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大石の家紋「二つ巴紋」の薯蕷饅頭に同じく巴紋の落雁(らくがん)を添えて。大きなおまんに、落雁は弾力があり初めていただく食感です。虎屋製。


お茶が運ばれました。

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やわらかな色合いの茶碗に点てられた一服は柳に桜の景色。春の情感が漂います。詰めは柳桜園(りゅうおうえん)。茶碗はやはり二つ巴紋の彫りがありました。

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お茶もお菓子もおいしくいただき、ため息がでるような光景のお座敷でしばしほっこりです。



道具飾りを拝見しましょう。


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お道具はほとんどが千家十職(せんけじゅっしょく)の手になります。


格調ある真塗台子(しんぬりだいす)は柱に桜と巴紋が蒔絵されています。


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塗師(ぬし)中村宗哲家の先々代、元斎宗哲の作。


水指、建水、蓋置、柄杓立の皆具(かいぐ)一式は、仁清写し桜の絵と七宝紋が施されています。流水にさまざまの桜。はんなりした意匠。今日の一力のお座敷そのままのような…。

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京焼の永楽善五郎家の先代、即全作。

右側にあるのは志野の替茶碗です。



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茶器は袖形巴紋白檀塗(びゃくだんぬり)雪吹(ふぶき)と会記にありました。


茶碗は天に紅の白楽。かんざしの画。茶杓は銘「春宵」。裏に巴紋の蒔絵。


茶器は一閑張り細工師、先代飛来一閑(ひきいっかん)作。


茶碗は楽吉左衛門家の先代、覚入の作。



この道具組─


茶器の山形模様からは大石内蔵助扮する「大星由良之助」を、茶碗は簪(かんざし)の絵から遊女「おかる」を見立ててのことかも。


茶屋で遊蕩に身をやつし酒に酔うお大尽、由良之助。その由良之助が文読む姿を二階から覗き、簪を落としてしまうおかる。見られたことに気づいた由良之助はおかるに身請け話を切り出すのですが…。


京都では平成22年に師走の「顔見世」で、由良之助を吉右衛門が、おかるを玉三郎が演じ、豪華な配役で喝采を浴びました。


風炉先屏風は「雪路」の画とあり、雪のなかに足跡が続くさまが描かれています。


討ち入りは雪の夜に。そして茶屋での遊びは春の宵に─。


雪路や桜の絵模様をバックに、登場人物が繰り広げるお芝居の世界。

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床は大石の文(ふみ)。

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竹置筒(おきづつ)花入に袖かくし椿と貝母(ばいも)が生けられて。


「文」に「袖かくし─」とは意味深、やはりこの場面…。

由良之助とおかる。そして縁の下には九太夫が身を隠し、由良之助が縁側で垂らして読む文を下で九太夫が盗み読むという複雑な人間模様…。

まだまだ連想の余韻を引きずりながらも次の案内へまいります。

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次の間にはたくさんの書画が掛かり、ゆかりの道具や箱書きなどが並べられておりました。


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目にとまったのは女人が一心に筆を走らせている画幅。題は「塩冶高貞妻」。
美人画の名手・伊藤小坡(いとうしょうは)の作。


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塩冶高貞(えんやたかさだ)は塩冶判官(えんやはんがん)のこと


『仮名手本忠臣蔵』では播州赤穂藩の藩主・浅野内匠頭は「塩冶判官」(播州の名産・赤穂の塩からの連想)として、

また幕府高家肝煎(こうけきもいり)・吉良上野介は「高師直」(高家旗本からの連想)として登場しています。

憂いをたたえたような横顔に小坡の繊細な画風が偲ばれました。


ほかにも─

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大石主税(ちから)の手造り茶碗。

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「由良鬼」茶杓は西山松之助氏の作。

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さきにご紹介しました茶席の会記や箱書付も並べられています。


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お道具はすべて表千家先代即中斎(そくちゅうさい)宗匠の書付でした。


祇園をこよなく愛されたであろう即中斎宗匠の指導のもと、当時の十職が製作したもの。

一つ一つの道具は用途だけでなく、主題の意匠としての役割をも担い、皆が集まって一会の道具組となります。想像を働かせて「趣向」や「見立て」を読み解くことは茶会の楽しみでもあります。

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次に案内されたのは─

内蔵助像にお茶とお菓子が供えられ、お仏壇には四十七士の小さな木像が置かれています。


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皆さん、手を合わせてお参りされます。

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いつのまにか雨が降りだし、お庭は木々や庭石が濡れてしっとりした風情に。

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隣の間。壁に立てかけてあるのは由良之助の茶屋遊びが描かれた二双の屏風。


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ここでは井上八千代さんの舞「深き心」が披露されます。

部屋いっぱいの人、人。皆さんお待ちかね。


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仇討ちの本心を隠し、遊興三昧に見せる由良之助の心情を一心に舞われ、いっときも目を離すことができません。


つづいて芸妓さん三人の舞「宿の榮」。

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撮影はできませんでしたので、舞い終え挨拶されたところのみの写真ですが、高揚した会場の雰囲気が少しでも伝わるでしょうか。


一力亭の大石忌にうかがい、茶道具や芸術品の数々を拝見し、さらに京舞を鑑賞し、芸舞妓さんを間近で見られてまるで夢のようなひとときでした。

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もう幾日も経つのにいまだ夢覚めやらぬ今日この頃。

さあ桜が咲いて都をどりも幕開けですね。祇園もいよいよはなやかな時を迎えます。

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2013年03月04日

ご報告と3月のご案内

まだまだ風は冷たいですが、すこしずつ春の気配が近づいてまいりました。


京都・清遊の会では、おかげさまにて先月を持ちまして、堤勇二講師による「京都世界遺産講座」を、東京、京都ともに終了することができました。
本講座ではたくさんのみなさまにお越しいただきまして誠に有難うございました。


2月の「西芳寺」講座では、歴史に名を残す宗教家や政治家がこんなに西芳寺と関わりがあったのかと驚きの連続、「世界遺産講座」の最後に「西芳寺」をお話しされた理由がわかる気がいたしました。


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           2月24日の東京講座で


さて、今後、東京では「魅惑の京都」講座が先行して始まり、
京都では隔月ごとに「現地案内」と「魅惑の京都」を開始の予定です。

京都にはたくさんの素晴らしい社寺があり祭事が行われています。 


その魅力を堤講師にさらに熱く語っていただきたいと思います。


京都の予定は近日中にご案内いたします! 

どうぞお楽しみになさってくださいませ。



3月の予定


3月21日(木)、 3月24日(日)


   現地案内 清遊散歩 「八重の逸話と哲学の道」   講師 堤 勇二

          午後1時〜   集合 今出川通白川東北角   2千円

       (雨天時 永観堂見学 集合は永観堂表門下 拝観料別途要)


3月31日(日)  東京堤塾 魅惑の京都講座 
 「金戒光明寺」   講師 堤 勇二

          午後130分〜  於 きゅりあん第二講習室   3千円


各ご案内、講座の詳細は右ボタンをクリックしてご覧ください。

お申し込みは右上のお申込みフォーム、ファクス、メールでも受付いたします。


多数のお越しをお待ちしております!

 

          
           京都・清遊の会 事務局

           〒603-8341 京都市北区小松原北町13530108
                  TEL&FAX 075-465-9096  
                  e-mail: info@kyo-seiyu.net

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                  随心院の梅

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2013年02月06日

現地案内 清遊散歩

八重の逸話と哲学の道散策


春めく季節、京都屈指の散歩道を歩いてみませんか。

歩きながら、つぎつぎに現われる景色や景物にまつわる知られざる京都の歴史

や人物を、ディープな京都案内で定評のある堤勇二講師がお話し、あわせて

大日墓地に眠る新島八重の生涯と逸話を違った角度からご紹介します。

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哲学の道


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          ありし日の橋本関雪


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            西田幾多郎 歌碑

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            書斎の西田幾多郎


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          新島襄 墓

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         新島八重 墓

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     いわくつきの若王子神社扁額

このご案内は平日、休日の2回実施いたしますのでいずれかをお選びいただき、ご参加下さい。

内容 

 
 晴天時
 銀閣寺前から若王子神社前まで散策。


 雨天時 見返り阿弥陀如来で有名な永観堂をご案内。

実施日時 

 平日 321日(木) 午後1時から午後4時過ぎまで
 休日
 
324日(日) 午後1時から午後4時過ぎまで

集合場所 

 晴天時 白川通今出川東北角
 雨天時
 永観堂表門下


集合時間 

 午後1時 (1時に開始いたしますので、10分前にはお越しください。)

参加費 お一人2000円 実費別途(拝観料or喫茶代など)

 ※リクレーション保険に入りますため、開催日の1週間前までにお申込みくだ  さい。

 ※参加費は、下記までお振込みください。(野外での現金のお受け取りは間違い
  の元となりますため、現地でのお支払いはご遠慮ください)


 ※お申し込みは下記事務局へファックスかメールにてお申し込みください。
  ホームページからもお申し込みいただけます。


京の景色には物語があります。

京の散歩道はインテリジェンスに満ちています。

さあ、皆様とともに知的興奮の散策に出かけましょう!!


       
     京都・清遊の会 事務局
   
       〒603-8341  京都市北区小松原北町13530108

            TEL&FAX 075-465-9096
            E-mail info@kyo-seiyu.net
                            
     京都・清遊の会お振込口座 
        みずほ銀行 出町(でまち)支店(
587
        普通 
1161285 名義 京都 清遊の会

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2013年02月05日

清遊ブログ 春待つ京の…

立春を過ぎましたが、まだまだ寒さはきびしいですね。

皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。

さきの節分は好天ともあいまってさまざまに賑やかでした。

前日の二日、千本閻魔堂引接寺(せんぼんえんまどういんじょうじ)へまいりました。節分には「えんま堂大念仏狂言」が行われることで知られています。

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閻魔さん、いつ来てもいかめしく睨みをきかせてはります。

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お詣りして、アツアツの「厄除けこんにゃく煮き」をいただきました。


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閻魔さまは嘘をつくのを大罪とされ、嘘をつくと舌を抜かれるといいますね。このこんにゃくは舌の形をしています。

こんにゃく、茶.JPG

こんにゃく.JPG


それに閻魔さまは裏表のないこんにゃくが大好物なのだそうです。

また、こんにゃくは「来ん、厄」とも「困、厄」とも。



境内の狂言堂には地蔵菩薩、開山の定覚上人、そして小野篁(おののたかむら)が祀られています。


ゑんま堂 狂言堂内部.jpg


紫式部の供養塔と傍らには普賢象桜も。


供養塔と式部.JPG

供養塔.JPG
式部供養の石塔。小さなお地蔵さまがぐるりとめぐり、その上には薬師如来や弥勒菩薩の四座像。


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普賢象桜。この桜は茎が長く垂れ下がり、普賢象菩薩の乗る象の鼻に似ているところからの名。

ゑんま堂 普賢象桜.jpg

ことしも供養塔の横に、こんな普賢象桜のふっくらとした花が見られるでしょうか。


北大路堀川から少し南には式部と小野篁のお墓が隣り合ってあります。

そしてこの寺も式部の供養塔があり、篁像も祀られています。


その昔、小説を書くことは罪深いこととされ、「源氏物語」を書いたかどで地獄に落ちた式部を、小野篁が閻魔大王にとりなして救い、ゆえに二人は一緒に祀られているといいます。

そうそう、堀川の墓所の桜も見事でした。



三日の節分には寺町広小路の廬山寺(ろさんじ)へ。


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天気もよく日曜日とも重なって境内は賑やか。「鬼おどり」は3時からのはずですが、ずいぶん前なのにたくさんの人です。


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廬山寺は正しくは廬山天台講寺と称し、
圓浄宗(えんじょうしゅう)の本山。

慈恵(じえ)大師良源(りょうげん)が船岡山南麓に開いた與願金剛院(よがんこんごういん)に始まります。廬山寺三世の明導照源(みょうどうしょうげん)上人により廬山寺に統合され、天正年間、秀吉によりこの地に移されました。

宮中の仏事を行う黒戸四ヶ院(くろどしかいん)の一つでもあります。


慈恵大師は比叡山延暦寺中興の祖で、正月三日に示寂されたので元三(がんざん)大師とも呼ばれ、角(つの)大師、豆(魔滅)大師、降魔(ごうま)大師などの別称でも知られます。

二本の角を持ち、骨と皮ばかりに痩せさらばえた鬼の像は魔除けの護符として、京都では家々の玄関に貼られているのをよく見かけます。


角大師衝立.JPG


本堂の前ではすでに「鬼のお加持」が行われていました。松明と宝剣を持った鬼さんに、僧侶の真言とともに、身体の悪いところのお加持をしてもらうのです。


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「どこが悪いの?」やさしく聞いてくれているよう。頼もしい鬼のお加持には長い列ができていました。

鬼のお加持2.JPG



さて、お加持の鬼さんは退出。

廬山寺3.JPG


善男善女が見守るなか─


いよいよ追儺式(ついなしき)鬼法楽、通称「鬼おどり」が始まります。


管長以下、僧侶方が入堂、着座され、護摩供養が始まりました。

鬼法楽は、元三大師良源が村上天皇の御代、三百日の護摩供を修せられたときに悪鬼が出現、邪魔をしようとした際に、護摩の法力と大師のもつ独鈷(とっこ)、三鈷(さんこ)の法器により降伏させたという故事によるのだそうです。


鬼が姿を現しました!

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たくさんの人のなかからゆっくりやってきます。

廬山寺5.JPG


赤、青、黒。3匹の鬼たちは法螺貝と太鼓の音にあわせ、足を踏み鳴らし、暴れながらやってきました。

廬山寺7.JPG

廬山寺8.JPG

廬山寺9.JPG

本堂に入り、僧侶の護摩供養のまわりをぐるぐる踊り、暴れまわります。


廬山寺10.JPG

赤鬼は松明と宝剣をもち煙とともに。青鬼は大斧を、黒鬼は大槌を、それぞれ振り上げ振り下ろし、時々カッと睨んで回ります!

廬山寺11.JPG 

赤鬼 式部さんへ.JPG

堂内は松明の煙でもうもうとして、火の粉が飛び散ります。またその鬼の後を雑巾で拭いて回るのですから大変です。


黒鬼 式部さんへ.JPG

ようやく鬼たちが外に出ると、追儺師(ついなし)が東西南北と中央に邪気払いの法弓を放ちました。


廬山寺15.JPG

廬山寺16.JPG

そして、蓬莱師はじめ参列の方々から蓬莱豆や福餅が撒かれ、その威力に負かされた鬼たちは退散するという次第。

蓬莱師.JPG


廬山寺豆撒き.JPG

豆撒きになると境内はもう人でぎっしり! 立錐の余地もないくらいです。


「鬼がにげます!」というアナウンスで境内はどっと笑いどよめきました。


節分は、明日から季節が変わるというその前日をいいます。


赤・青・黒の鬼は人間の善根を毒する三種の煩悩、貪欲・瞋恚(しんい…怒り)・愚痴を表し、鬼法楽は、この三毒を新しい歳の変わり目といわれる節分に追い払い、福寿増長を祈念、悪厄災難を払い、新しい年を迎える法会なのだそうです。

はじめての鬼法楽は、迫力満点でした。

蓬莱豆.JPG


福餅.JPG
蓬莱豆と福餅 



さて、この廬山寺、かの紫式部の邸宅址で、もともとは式部の曾祖父藤原兼輔(かねすけ)の邸宅があったところとされています。

式部の碑.JPG
紫式部と娘の大貳三位の歌碑


式部はここで「源氏物語」を執筆していたとも伝わります。


それが今は廬山寺となって、節分に「鬼の法楽」が行われているんですね!

あの世の式部さんもさぞびっくりでしょう。先ほどの光景!…


お邸、大変なことになってますよ! 


いえいえ、式部さんは涼しい顔で極楽浄土から毎年この節分会を見物しておられるのかもしれません()

千本閻魔堂も、ここ廬山寺も式部にゆかりの地で、偶然にも節分に訪れることになりました。


じつは紫式部は小学生の頃、偉人伝かなんぞの本で知って以来ずっと憧れの存在です。


百人一首を覚えてからは、必ず取らねば気がすまない札の十八番が紫式部。


「めぐ…」ときたら、「はいっ!」(笑)

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お正月が来ると、式部やきれいなお姫様にまた会えるので、かるた遊びは子供ごころに楽しみでした。


今頃は「源氏物語」も、絵画資料がたくさん出版されていますから、源氏絵を楽しむことも容易になりました。



先日、和菓子司の塩芳軒(しおよしけん)さんで干菓子を求めました。


名前は「雪まろげ」。

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「源氏物語」朝顔の帖に、雪が降り積もり、月明かりのもと、女童(めのわらわ)たちが雪玉を転ばして戯れ、その光景を光源氏と紫の上が眺めるシーンがあります。

「雪まろばし」とか「雪まろげ」という雪遊びであったようです。

土佐光起 源氏物語画帖 雪まろばし2.jpg

       土佐光起筆 「源氏物語画帖」より



そんな雪玉を想わせる雪のようなお菓子。上品な和三盆が口の中で溶けてゆきます。
ずっと長くつくられてきたお菓子だそうですが、知らなかったのです。


他には「ふくべ、梅鶴(ばいかく)」が時候にかなうかも。

なんとはなしに風雅で、春の気分が浮き立つようで。梅鶴は梅風味。ふくべは黒砂糖入りの羊羹をすこし乾かしたような感触です。

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どちらも手のひらにのる小箱を求めました。雪まろげも、ふくべも梅鶴も繊細な干菓子です。


塩芳軒さんは、風格あるのれんに気圧されて、入るのに勇気がいりましたが、一足お店に入るとそんな心配は吹っ飛びました。

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秀吉の建てた聚楽第址近くにあり、「聚楽」饅頭も知られます。



式部といえば紫つながりでしょうか、式部のお墓の近くにある紫野源水さんにも「式部せんべい」がありました。

紫野源水 表構え.JPG

ぱりぱりと食べてしまうのが惜しいような贅沢なおせんべい。

式部せんべい.JPG


どうしてか、またお菓子のご紹介になってしまいました()…。


寒い中にも楽しみを見つけて過ごすうち、じきに春。


辛抱して春待つ京の節分会。

エネルギーはもう町に充満しています。

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2013年02月02日

ご報告とお知らせ

寒さ極まる時期ではありますが、すこしずつ日が長くなって、春の便りが待たれる頃となりました。

京都・清遊の会では、16日、堤講師の「魅惑の社寺 広隆寺」で今年の幕開けとなりました。

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              広隆寺 上宮王院太子殿


聖徳太子から秦河勝、そして秦氏から日猶同祖論、境内の解説ではご本尊の変遷や仏像の秘密、建築の興味深い話などなど、いつもながらの圧巻の講義が繰り広げられました。

そして19日「京都世界遺産講座 平等院」(京都)、27日(東京会場)が行われました。

いちばん美しい富士山でした。1月27日、東京講座への車中にて.JPG
 27日、快晴の富士



三時間あるのになぜこんなに早く時間がたつのでしょう!!

末法とは? 白川金色院とは? 観無量寿経の十六観想とは? などなど、末法の世にタイムスリップしたかのごとく、講師の語る宗教観に耳を傾けました。

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               平等院 阿弥陀如来像


31日には、「こころみ講座 新年の和菓子と京の菓匠」として中川による講座を持たせていただきました。

干支菓子、御題菓子、老舗の菓子司などご紹介、また、江戸から明治、明治維新からの和菓子業界の復興の力となった出来事などについてお話しし、菓子司「聚光」の珍しいはなびら餅を賞味しました。
質問の手も上がり、最後は食べて笑って賑やかな時間となりました。


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       驚きの
ロングセラー「不老泉」 二條若狭屋

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   パワーポイントはうまくできたでしょうか?()


和菓子の文化にかぎらず、日々の京都暮らしのなかから見えてくる歴史の一端など、またお話しさせていただく機会があればと思います。



京都・清遊の会ではこの春も充実の講座・催しを予定しております。
(なお、2月の世界遺産講座は次ページをご覧ください。)


321日(木)、24日(日)  「八重の逸話と哲学の道散策」講師 堤 勇二
               (雨天時は永観堂見学)
   


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        新島八重墓所(参考写真)

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                  熊野若王子神社


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7日(日) 「伊勢神宮の秘密」  講師 堤 勇二

@ 宇治橋 大事なのは太陽ではなく、橋の真ん中のライン.jpg

宇治橋 大事なのは太陽ではなく、橋の真ん中のライン。

A 外宮 御正宮 左の空き地が遷宮予定地 空き地でないのがわかりますか?.jpg

外宮 御正宮 
 左の空き地が遷宮予定地 空き地でないのがわかりますか?


 


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27日(土) 「和菓子における贈答の文化」    講師 井上由理子

また、東京堤塾は、3月より新たに「魅惑の京都」シリーズが始まります! 


京都も東京も、いずれも他では聞けない、とっておきの内容満載!


各催し・講座のご案内は順次アップの予定です。


本年も京都・清遊の会にお越しいただきますよう
どうぞよろしくお願いいたします!


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                        広隆寺の椿

posted by 清遊 at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月01日

1月

◆講座のご案内


1月6日(日)  魅惑の社寺 「広隆寺」    講師 堤 勇二


  午前945分〜   於 職員会館かもがわ   2千円
                                
                              (終了しました)


これは誰?

広隆寺 これは誰?.JPG



ご存じですよね。この井戸。

広隆寺 ご存じですよね。この井戸。.JPG



なぜこれを取り上げたのでしょう?

広隆寺 なぜこれを取り上げたのでしょう?.JPG



泣き弥勒の秘密とは?

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太子の話に大興奮!?

広隆寺 太子の話に大興奮!?.JPG




1月19日(土)  京都世界遺産講座  「平等院」  講師 堤 勇二


             午後130分〜   於 京都アスニー 5階 第7研修室
             
                                         3千円

                                     (終了しました)


いつ見てもいいですね。

平等院 いつ見てもいいですね。.JPG



こういうものこそ大事なのです。

平等院 こういうものこそ大事なのです。.JPG





1月27日(日)  東京堤塾 京都世界遺産講座 
 「平等院」   講師 堤 勇二


             午後130分〜  於 江戸東京博物館 第1・第2学習室

                                    3千円    (終了しました)


どこの天井?

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何絶の鐘でしたっけ?

平等院 何絶の鐘でしたっけ?.JPG





1月31日(木) こころみ講座 「新年の和菓子と京の菓匠」

    午前10時〜 於 京都市北文化会館 第1会議室  2千円

                         講師 中川祐子


新年を迎え、京の和菓子司ではどんなお菓子がつくられているのでしょうか?
おすすめのお菓子もご紹介致します。お楽しみに!

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お申し込みは右上のお申込みフォーム、ファクス、メールにて受付しております。


皆さまのお越しをお待ちしております!

          

          京都・清遊の会 事務局

        〒603-8341 京都市北区小松原北町13530108
            
TEL&FAX 075-465-9096  
            e-mail: info@kyo-seiyu.net






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